校長挨拶
本校は市内6番目の小学校として、昭和55年4月に457名で開校し、今年34年目を迎えました。児童数の通学区域が比較的小さく、その中心に位置する学校であるため、地域との一体感がある学校です。しかし、平成2年の920名をピークに児童数は減少し、現在は300名を下回る状態が続いております。
学区は、美浜一丁目(エル・シティ新浦安)、美浜二丁目(美浜西エステート)の高層住宅と、美浜三丁目の一戸建て住宅地からなり、学区の一角には、観光客対象のホテル・銀行・郵便局・各種の医院・コンビニエンスストア等が連立しています。また、東京への交通の便もよく、学区全体が東京のベットタウンとなっています。
保護者、地域の方々、教職員による教育活動に対する評価の結果から、恵まれた環境の中で子ども達が伸び伸びと育っている一方、「他校の児童や学校の外で他者とかかわることがあると、自信が揺らぎ積極性がなくなっている姿が見られる」という課題があげられました。この課題を踏まえ、「変化の激しい社会の中で、人とつながり明るく生きぬく人間になってほしい」という願いを込め、平成23年度より、これまでの目標である「元気な子」を「たくましい子」に変えました。
ここで目標とする「たくましさ」とは、自分とは異なる他者と積極的にかかわり、受け入れることができるたくましさであり、他者との関係を保ちつつも、自分を表現できるたくましさを求めるものです。
本校の学校教育目標は、『 笑顔と 知恵のある たくましい子 の育成 』 です。
今年度は、次の3点について重点的に取り組んでいきます。
○「生きる力」を育てる教育を推進する 生きる力の育成
・ 「思いやりのある豊かな心」 の育成
・ 「確かな学力」 の育成
・ 「健やかな体とたくましさ」 の育成
○「授業で研き合う学校づくり」を目指す 教師力の向上
・ 児童が主体的・積極的に学ぶ「授業づくり」を工夫する
・生徒指導、特別支援教育を全職員による共通理解・共通行動で推進する
○「特色ある学校づくり」を推進し、保護者・地域との協働の姿勢を大切にした
地域とともに歩む教育を推進する 学校力の強化
・保護者・地域・市民大学・幼・中との連携、協働による活動
・教育活動の公開、情報の発信
・外部評価を学校運営に生かした学校づくり
平成26年4月 校長 江黒友美